みどころ

■9月9日 月と木星がニアミス

 ほんの少し夏の熱気が和らいだ9月中旬、早起きして薄明の始まった東の空を注目してみよう。もう春の星座たちが昇ってきているが、今年の夏以降ご無沙汰をしていた木星が再び戻ってきたことに気が付くだろう。この木星のそばを9月8日から10日にかけて新月直前の極細の月が通り過ぎてゆく。


 注目は、9月9日に起こる月と木星のニアミスだ。月と木星の間隔は、わずか1.5度角。7倍双眼鏡で見る、月齢27のうっすらと地球照を伴った細い月の柔らかな光と、惑星界の帝王にふさわしい荘厳な輝きの木星との共演は、時の過ぎるのをしばし忘れることだろう。20倍程度のフィールドスコープや望遠鏡では、月の欠け際にはいくつかのクレーターが見える。一方木星は、ガリレオが発見した4大衛星がはっきりわかり、ひょっとしたら木星の縞模様もかすかに見えるかもしれない。そんな迫力ある月と木星の姿に圧倒されることだろう。